地元

以前住んでた家に行ってきました。現在は人に貸してるので、一応家主として。不動産会社を仲介してるから借り主と会うのは初めてだったんだけど、来たのが小娘(つっても25だが)だったのがやはり意外だったようで「…え、お一人ですか?」。お一人ですよ。毎度インターホンの工事やらガレージの補修やらの手配してるのも私ですよ。好きでやってんじゃないよ、まったく。年々リフォーム代ばっかりかかるし、母親のせいで住めなくなった家だから絶対戻る事もないし、いつかあの家売ってやるわ。景気良くならないかしら。
「土日はお仕事お休みですか?」「ええ休みです」…と嘘をつく無職w 美容院やタクシーで聞かれてもすべてごまかしていますすいません。やっぱそれなりに世間に対して後ろめたさはあるんですよ。ああ、働きたい。あれ、家主って仕事か?…違うよな。
帰りにすっかり様子の変わった地元をぐるりとドライブしてきました。やっぱ大きな道路が通ると変わるもんですな。以前は戸建の住宅と団地とスーパーしかなかったのに、チェーン店のレストランがどかどか建って騒がしい感じになっていて少し寂しかった。でも広い道を逸れると8年前にボロかった看板がますますボロくなってそこにあったりして懐かしい気分にもなりました。やっぱり幼稚園から高校まで過ごしたあそこが自分にとっては「地元」だな。もう戻れないけれど。