代打満塁弾

「必殺仕事人」の底力だ。1点リードの5回1死満塁。日本ハムの「代打・二岡」のコールに、楽天ベンチは左腕・佐竹からすかさず川岸にスイッチした。しかし二岡は動じない。初球から果敢に打ちに行く。「途中から出る難しさ。気持ちを抑えているが、振ってしまう自分もいる」。その後もストライクは全て手を出し、最後は7球目のスライダーを中堅左の芝生席へ。巨人時代の06年4月30日の中日戦(東京ドーム)で史上初の2打席連続満塁弾を放って以来、通算6本目のグランドスラム。代打本塁打は初体験だ。

 「あそこは右が来ると思った。でも犠飛だって簡単には打てないから、内野ゴロでもいいから走るつもりでした」。昨年8月25日(盛岡)に3ランをマークした川岸相手でも、謙虚に集中して1球に懸けた。「あの一振りが効いた。集中力と粘り強さ。相手ベンチも二岡がいるだけで嫌がる。走らんでいい、と見ていたら本当に走らなかったしね」。チームを40勝到達へ導いた一発に梨田監督が賛辞を並べれば、福良ヘッド兼打撃コーチも「追い込まれてからでも、打席内で対応力はある」と勝負強さを称えた。

 走らなくていい。なぜなら足に故障を抱えているからだ。リーグ戦再開直後。長期離脱の要因となってきた右太腿裏に再び痛みを訴えた。出場選手登録抹消まで覚悟しながら6月29日、札幌市内の病院でMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受けた結果、軽度の大腿二頭筋筋挫傷と判明。肉離れという最悪の事態でなかったことから、首脳陣は先発投手枠を6から5にしてでも代打の切り札としてチームに同行させることを選択した。二岡も勝利のためならと、足の故障を忘れて全力疾走する覚悟を固めていた。

 年に1度の旭川シリーズで貯金も今季最多の18。女性ファンを筆頭に2万4272人で埋まったスタンドの大声援に頭を下げると、5年ぶりの満塁弾には「そこはマスコミがあおればね。それよりチャンスで打てたことが大きい」。クールな二岡は、やっぱり頼りに、そして絵になる男だ。
(スポニチ紙面より)

犠飛でOK、なんなら1人帰せる程度のゴロでも…><とファンでも思っていました。すいませんw
格好いいなー。嬉しいなー。やっぱ好きなんだよなー(苦笑)
久しぶりにニュースを梯子して周りました。すぽるとGJ。
当面の栄養になりそうです。
えらい格好いい事言ってバッテリーにヒロインを譲ってたけど、次は譲れないように決勝打を楽しみにしてますねw