鮮やかな記憶

初めてのヒーローインタビューを終えた山口は、カメラマンの要求に応じてウイニングボールを突き出したが、左手は緊張で震えていた。隣の二岡に腕を支えられ、ようやく記念の一枚となった。チームバスへと続くベンチ裏通路では、セーブを挙げた上原浩治が「おめでとう!」と叫び、満面の笑みで激しくハイタッチをした。「交わした」というより一方的な感じで。熱烈に。

 隣を歩きながら、つい「あーゆーの、うれしいよね」と山口に言うと、年俸480万円の男は頬を赤らめ、消え入りそうな声でつぶやいた。「みなさん、テレビで見ていた選手ですからね…。信じられないです…。テレビで見ていた選手がボクを…。うれしくて、頭真っ白で、もう何が何だか分からないです…」
http://www.hochi.co.jp/giants/column/20140509-OHT1T50203.html

これは昨日の事のように覚えてる。スタンドで見てたから。
この時二岡は「先発だって出来るだろうしこれからもっともっといいピッチャーになって欲しい」って言ったんだよねー。
まぁ結局先発にはならなかったけど(笑)、間違いなくいいピッチャーにはなったよなぁ。
こういうの覚えてると何となく頑張れと思ってしまうな、ファンではなくとも。