クワイエットルームにようこそ

スカイビルから戻って阪急で化粧品を買っていたら上映15分前になってしまったので、昼飯にありつけないままブルク7に向かいました。下のビブリオテークでランチ食べようと思ってたのにー。
精神病院の閉鎖病棟のそのまた隔離部屋で5点拘束された状態で目覚める主人公。ODは自殺ではなくただの事故で、自分は正常な人間なのに。でも本当はそうされるだけの理由があった…
題材は重いけど散りばめられた松尾ちゃんらしい笑いで楽しく観れた。鉄ちゃんがハマり役だったなぁ。最後の「鬱陶しいよ」にグッと来た。きっとあそこで「もう1度やりなおせるさ」とか言ったら中学生あたりは感動して泣くんだろうけどw現実はそんな安い同情で救われる訳じゃないしね。
どこまでが正常でどこからが異常かなんて明確な線引きはできないし、自分は正常だと思っていること自体が本当は異常なのかも知れない。誰もが「ようこそ」される可能性を持って生きているのかもね。
久々の主役となった内田有紀は好演だったけど、如何せん脇が強過ぎて若干飲まれ気味かと。蒼井優の力強さ(虚弱な役だけど)は凄かった。大竹しのぶは違う意味でスゴかったw 紙ちゃんめさ可愛いー。